ご挨拶

 本校は養護学校が義務化された昭和54年に開校しました。それから40年余りの時間が経過し、子どもたちを取り巻く環境も社会情勢も大きく変化しました。時代も昭和から平成、令和の時代となりました。戦後の高度経済成長からバブルと言われるころには経済は右肩上がりで成長していくものと多くの人が思っていましたし、大規模な自然災害、新型コロナ感染症の流行なども予想もできないことでした。

 これからの時代はこれまでの価値観では対応しきれない事態に陥ったり、何が正解かわからなかったりという混沌としたVUCA(ブーカ)の時代と言われています。そんな時代を生きていく子どもたちにはどういった力が必要なのか、どんな時代になろうとも目の前の事象をしっかりとらえ、よりよい選択をし、対応できることが求められます。  

 自分自身の力量を高めるとともに周囲の人と連携・協働して課題解決していくコミュニケーション力が求められます。一言でいうと「たくましさ」という言葉で表現できると思います。

 子どもたちにたくましく生きていく力を身につけるための一つの要素として、小学部から高等部までの育ちにおいて、様々な人々と関わる力の育成があります。そのためには学校内でよりよい教育活動を行うことは当然ですが、学校の外の人々との関わりが大変重要であると考えています。地域の皆さまには是非お力をお借りできればと考えています。学校教育はどうしても学校完結型の教育活動に終始しがちです。実社会で役立つ本当の意味の力としていくためには学校の外に出ていき、様々な人々と関わり、その関わりの中で起こる様々な事象に対応するシミュレーションを増やしていくことが大切なのです。地域の人々と連携・協働する経験は子どもたちをたくましく、大きく成長させることと考えています。

 本校は横浜国立大学教育学部の附属学校です。本校の存在意義は、公立学校では実践しにくい先進的な取り組みを行ったり、地域の学校のモデルとなる教育活動を実践したりすることにあります。また、将来に向けた次代を担う人材育成も本校の使命です。

VUCAの時代を生きていく子どもたちの成長を支えていくことと、横浜国立大学教育学部の附属学校としての使命を両立していく実践が求められます。

 本校は常にこういった課題に挑戦していける学校でありたいと考えています。

 保護者の皆様や地域の皆様と連携・協働しながら子どもたちの今と将来を考え、支えていきたいと考えています。

 皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

校長 中戸川 伸一   

更新日:2023年04月18日 17:24:41